ゴルフによるケガの特徴
- 当院にいらっしゃる患者さんでゴルファーはとても多いです。プロの選手も来院されています。主に20代〜70代です。最近では女性が本当に増えました。
- 使いすぎによるケガ(亜急性)と、突発的に起こるケガ(急性)が両方起こりやすいと言えます。
- 最も多いのはゴルフ肘です。次いで多いのが腰痛、背部痛とアキレス腱付近のケガです。
ゴルフで多いケガ
- ゴルフ肘…固有名詞が付くほど多いケガです。右利きの場合、左肘の外側が痛くなります。右肘だと内側を傷めるケースが多いです。
- 腰痛…腰痛は全スポーツでゴルフが一番多いと思います。一方向に回転する動作しかないためだと思われます。右利きの場合、右の腰を傷めることが多いです。
- 肉離れ…原因は分かりませんが、ゴルファーはふくらはぎの肉離れが突出して多いです。スイングの際に起こす人もいれば、坂道を歩いていて起こる人もいます。
- アキレス腱断裂…ふくはらぎ肉離れと同じ理由で多いです。ゴルフ中にアキレス腱に”ぶん殴られたような痛み”を感じたら、まず断裂を疑います。すぐに病院で検査した方がいいです。
- 肋骨の疲労骨折(ゴルファーズ骨折)…一日に300〜400球以上の練習を何日も続けてしている人などに起こりやすいです。利き手と反対側の背中の肋骨あたりが痛くなります。疲労骨折までいかないまでも、この部位が痛くなる人はゴルファーに多いです。
- 母指のCM関節症…シャフトが親指に繰り返し当たって痛くなる。いわゆる”母指CM関節症”という障害を起こしやすいです。プロの選手でもかなり悩まされる方が多いみたいです。当院で行っている矯正でかなり効果が期待できます。