肩こり(肩の痛み)の特徴と症状
当院では、肩こりは2種類あると考えています。
1つ目は、単純な疲労からくる肩こりです。
こちらについては、温熱、マッサージ、ストレッチなどが有効で、保険は適用となりません。
もう一つがむちうちや、寝違えなど外傷からくる肩こりです。
むちうちや寝違えが慢性化してしまったような場合、肩こりと同じような症状となることがあります。
このような場合は、保険が適用となることもあります。
- 一言で“肩”と言っても、医学的には肩関節となりますが、一般的には広い範囲になるかと思います。肩関節から首の付け根、もしくは背中の上の方までをここでは含みます。
- 疲労性の肩こりは、筋肉の持続的な収縮、もしくは連続的な収縮により筋肉内に疲労物質(乳酸など)が溜まってしまった状態です。つまりこの疲労物質を筋肉内から排出することで症状が軽減します。
- 腱板断裂(損傷)…肩甲骨と上腕骨との間で、主に棘上筋という小さい筋肉が挟まって痛みが出ます。腕を挙げる時に痛む、もしくは挙げられないのが特徴です。中年以降の男性に多いです。
- 胸郭出口症候群…首の付け根から出た神経が、首や肩周囲の筋肉や骨によって圧迫され、痛みやシビレを起こすものです。症状は肩や腕、時には背中にも現れます。
- 頚肩腕症候群…神経圧迫などの特別な原因が特定できないが、首、肩、腕に痛みやシビレなどの症状が出るのでこのような病名で呼ばれる。パソコンなどの作業が多い人に多く、特に女性に多い。
整形外科で行う一般的な肩こり(肩の痛み)の治療
- 肩こりに関しては、マッサージ、温熱、運動、湿布、筋弛緩剤などが基本だが、近年色々な治療法が出てきている。
- 腱板断裂の場合は、手術になることも多々ある。
- 痛みに対しては鎮痛剤や湿布など、シビレに対しては牽引療法などの対症療法が多い。
整体やカイロプラクティックなどで行う肩こり(肩の痛み)の施術
- 骨盤や背骨の歪みを矯正する。
- 縮んでいる筋肉を緩める。
- リンパの流れを改善する。
- 首や肩や背中のストレッチやマッサージ、筋トレなど。
当院で行っている肩こり(肩の痛み)の施術
まずは痛みの原因を特定することが最も大事です。
どの部位が、どのように痛いのか、またはしびれているのかなど細かく問診やテストをして、原因を探っていきます。
原因が特定できれば、それに対する矯正を行っていきます。
腱板断裂などの物理的な問題は当院の施術で完治させることは出来ませんが
上述したような疾患は全て当院での施術で効果が期待できます。
臨床的な観点からみて、肩の痛みは結構あきらめている方が多いように感じます。
「この肩の痛みは、昔からだからしょうがないんだけど…」などと言う患者さんが結構います。
まずはお気軽にご相談ください。