ジャンパー膝(棚障害)の特徴と症状
- ジャンパー膝は、膝の屈伸をすると、お皿の骨の下が痛くなる疾患です。
- 正式名称は、膝蓋腱炎(もしくは膝蓋靱帯炎)ですが、ジャンプをする競技に多いので、通称”ジャンパー膝”と呼ばれています。
- バレーボールやバスケットボールなどの競技で多くみられますが、ジャンプをしない競技でも膝の屈伸が多いバドミントンなどでも多くみられます。
- 原因は、膝の屈伸運動の使いすぎによって起こります。階段の昇降などでも起こりえます。
- 棚障害とは、聞きなれない方が多いと思いますが、ジャンパー膝と同じく膝のお皿の下のやや内側が痛くなる疾患です。
- 棚障害は、ジャンパー膝よりも奥の方に痛みがあります。滑膜ひだが固くなって、膝を屈伸する時に”コリコリ”音がなって引っ掛かり感(ロッキング)があるのが特徴です。棚障害になりやすい人は、ジャンパー膝と同じような傾向があります。
整形外科で行う一般的なジャンパー膝(棚障害)の治療
- 基本的に“安静”で、保存療法が原則。「ドクターストップ」。
- 急性期は冷湿布、鎮痛剤、消炎剤、包帯やサポーターによる固定。
- 慢性期は温熱療法、鎮痛剤、テーピング、ストレッチ、マッサージ、筋トレなど。
- 棚障害の重症例では内視鏡手術。
整体やカイロプラクティックで行う一般的なジャンパー膝(棚障害)の施術
- 骨盤や背骨の歪みを矯正する。
- 太ももや膝周囲のストレッチやマッサージで筋肉を緩める。
- リンパの流れを改善する。
- 筋トレ。
当院で行っているジャンパー膝(棚障害)の施術
当院で行っているジャンパー膝(棚障害)への施術は
膝のお皿の下の靱帯を矯正して、捻じれたスジを元に戻していきます。
矯正には多少の痛みを伴いますが、すぐに効果は実感できると思います。
競技を一旦休んで治療した方が、治りは早いですが
競技を続けながら治療をしている方がほとんどです。
使い過ぎによる損傷なので、完治までには数回〜十回前後かかると思います。
当院に来るジャンパー膝の方は、バレーボール、バスケットボール、
バドミントン、サッカー、野球、陸上…などなど、幅広い競技の方が来院されています。
また日常生活でも、階段を上ることが多い人などでも起こります!